2月19日、新潟県初のSDGs推進条例である「妙高市 人と地球が笑顔になるSDGs推進条例」の制定を記念した「SDGs未来都市妙高 普及啓発フェア」を新井ふれあい会館などを会場に開催しました。
普及啓発フェアでは、ワークショップ、小中学生によるSDGsのプレゼンテーション、SDGs特別講演会を実施しました。当日は、およそ700人の来場者が訪れ、それぞれイベントを通してSDGsへの理解を深めていました。
〈ワークショップ〉
ワークショップでは、普及啓発フェアのオープニングとして、新潟大学の村山研究室の皆さんが「PARTY体操」を披露しました。PARTY体操とは、新潟大学の村山研究室の皆さんが開発したタオルを使った新しいスタイルの健康体操です。学生の体操を見ながら、会場が一体となって体操に取り組み、大いに盛り上がりました。
空き箱のデザインを活かした「パッケージクラフト」や、新聞紙でエコバックやスリッパをつくる「新聞紙クラフト」体験、妙高産ぶどうのつるを使った「インテリアづくり」などの工作ワークショップも非常に人気で、老若男女の参加者が、楽しみながら一生懸命作成していました。
「ゼロカーボンチャレンジ」では、多くの子どもたちが、熱心に手回し発電機を回して電車を動かし、電気を生み出す発電の大変さを学んでいました。
〈未来を担う子どもたちによるプレゼンテーション〉
新井総合コミュニティセンターでは、「未来を担う子どもたちによるプレゼンテーション」として、新井中学校3年生と斐太北小学校6年生の生徒・児童が発表を行いました。
新井中学校3年生による「SDGs紹介・提案1分動画」では、ごみの削減や多言語化などSDGsの17のゴールに関係する問題について、生徒らが撮影した動画で市の現状の紹介と提案を行いました。
斐太北小学校6年生は、自分たちが学習しているESDの取り組みについて発表を行いました。
プレゼンテーションのほか、妙高高原北小学校4年生が作成したSDGsを学べるクイズや、新井北小学校6年生のSDGsの活動内容をまとめた作品を展示し、多くの来場者が注目していました。
〈SDGs特別講演会~第6回妙高市SDGs普及啓発ウェビナー〉
「SDGs特別講演会」では、福井県鯖江市の地域おこし協力隊員 川口サマンサさんを講師にお迎えし、「カナダから見たジェンダー平等の推進と鯖江市の取組」と題して、講演いただきました。
講演会では、ジェンダー平等は女性だけでなく、皆のためのものであり、平等のため「こうであるべき」と強制するのではなく、こうすることができる「選択の自由」を広げるものであると、川口さんの考えるジェンダー平等実現への取り組み方をお話しいただきました。
こちらの講演会は、noteにて詳細を掲載しおります。また、後日アーカイブ配信を行いますのでそちらをご視聴ください。
当日は、あいにくの雨でしたが、多くの方に楽しみながらSDGsを学んでいただけるイベントとなりました。